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2025.05.29

お店の立地で失敗しない!開業前に知っておきたい6つの選び方のポイント

お店の立地の選び方

名古屋を拠点に店舗や医療機関の看板デザイン・看板制作を行う看板クリエイトです。
今回は開業する際に注意すべき「お店の立地」についてです。

「お店を出すなら、まずは立地から!」よく聞くセリフですが、それだけに奥が深く、失敗も多い部分。物件の見た目や家賃だけで決めてしまって後悔しないために、立地選びの基礎から実践的なチェックポイントまで、独立を目指すあなたにわかりやすくお伝えします。

お店の看板デザイン・設置工事は看板クリエイトへお任せください!
古くなった看板のリニューアルもご相談お待ちしております。

お店の立地がビジネスを左右する理由

立地は命」——これは飲食業界に限らず、小売業やサービス業でもよく言われる鉄則です。どれだけ素晴らしい商品やサービスを提供していても、そこに“お客さんが来ない”のであれば意味がありませんよね。

まず考えたいのは、「なぜ立地がそんなに重要なのか?」ということ。
たとえば、繁華街にあるカフェと、住宅地の奥にあるカフェ、あなたならどちらに入りたくなるでしょうか?前者は自然と人が集まり、通行人がついふらっと立ち寄ることができます。
一方、後者は「わざわざ行く」ことが前提となるため、リピートや口コミに頼ることになります。

ここで大事なのが、「良い立地」と「悪い立地」は業種によって違う、ということです。

駅近の一等地がすべてにおいて最強なわけではありません。
たとえば、静かで落ち着いた環境を求めるリラクゼーションサロンや整体院は、あえて少し外れた場所を選んだ方が「隠れ家感」や「安心感」を提供できる場合もあります。

また、立地には「集客力」と「売上の伸びしろ」という観点もあります。
人通りが多くて集客しやすい立地でも、周辺に同業者が多く価格競争に巻き込まれるリスクも。逆に、人通りは少なくてもニッチな需要があるエリアなら、固定ファンを獲得できる可能性もあるんです。

要するに、立地とは単なる“場所”ではなく、「どういう人に、どういう価値を届けるか」というビジネスモデルの“基盤”なんです。
家賃の安さや見た目に流されず、まずは“自分のお店にとっての最適な立地”をじっくり考えることが成功への第一歩です。

ターゲットと商圏を見極めるコツ

立地選びで意外と見落とされがちなのが、「誰に売るか」を先に決めること。つまり、自分のお店の【ターゲット】を明確にすることが、最適な立地を見つけるための出発点になります。

たとえば、オフィス街でランチ営業を狙うなら、サラリーマンやOLが主なターゲットになります。
逆に、子ども向け教室を開きたいなら、住宅地やファミリー層が多いエリアが適していますよね。ターゲットを曖昧にしたまま物件だけ見ても、「なぜかお客さんが来ない…」なんてことになりかねません。

次に大事なのが【商圏】の把握です。
商圏とは、「お客さんがわざわざ足を運んでくれる範囲」のこと。
徒歩で来る人が多いのか、自転車圏なのか、車利用が前提なのか。これによって必要なアクセス条件や駐車場の有無も変わってきます。

商圏はざっくり半径500m〜1km以内で考えることが多いですが、実際には業種や立地条件で大きく異なります。
たとえば、駅ナカのテイクアウト専門店なら数十メートルでも十分。
でも郊外型のレストランなら、車で10分圏内が商圏になります。

また最近では、国勢調査データや市区町村の人口統計データを利用して「商圏分析」をすることも簡単になってきました。

近くに学校があるか?大きな企業はあるか?昼と夜で人の動きはどう変わるか?など、データを活用すれば、より具体的な集客イメージができます。

そして最後に、実際に「その場所に立ってみる」こと。
人の流れ、時間帯ごとの雰囲気、周囲の空気感など、現場でしか得られない情報もたくさんあります。Googleマップだけではわからないリアルな視点が、成功の決め手になることも。

「どこに出すか」ではなく、「誰に届けるか」から逆算して考える。
これが、立地選びで後悔しないための最大のコツです。

アクセスと動線をチェックしよう

いくら良い商品やサービスを提供していても、「行きにくい場所」にあるお店には人は集まりません。
お店の成功には、アクセスの良さ人の動線に乗っているかどうかが、実はとても大きなカギを握っているんです。

まず見ておきたいのは、最寄り駅やバス停からの距離です。
駅から徒歩3分と8分では、印象が大きく違います。
駅近と書かれていても、実際に歩いてみたら信号が多かったり、坂道だったり、遠く感じることもありますよね?これは実際にそのルートを歩くことでしか見えません。

次に確認したいのが、駐車場や駐輪場の有無
特に郊外や住宅地では、車や自転車で来る人が多いため、駐車スペースがあるかないかは売上に直結します。「近くにコインパーキングがあるから大丈夫」と思っても、実際は満車が多かったり、料金が高くて敬遠されることも。

そして、見落としがちなのが人の動線
たとえば、大通りに面していても、歩行者がほとんど通らない場所では意味がありません。
また、駅からの帰宅ルートの“反対側”にあると、ついスルーされてしまうこともあるんです。

また、店舗の視認性も重要です。
前を通っても気づかれない場所、看板が見えにくい場所、目立たないビルの2階や地下などは、初来店のハードルがグッと上がります。
「お店の存在に気づいてもらえるか」という点は、アクセスと同じくらい大切なんですね。


お店選びは“目に入るかどうか”“立ち寄りやすいかどうか”が命。だからこそ、「アクセスの良さ」と「動線への乗りやすさ」は、物件選びの時点でしっかり見極めておきたいポイントです。

周辺環境と競合の存在

物件を選ぶときに「お店の周りに何があるか」をしっかり確認していますか?この【周辺環境】、実は売上に大きな影響を与える要素のひとつです。

たとえば、近くに学校があれば学生が多く集まり、ファストフードやカフェなどが繁盛しやすくなります。オフィス街ならランチやアフター5を狙った飲食店が有利です。
住宅街であれば、ファミリー向けのパン屋やクリーニング店、子ども向け教室などがマッチします。

また、コンビニやスーパー、ドラッグストアがすでに出店しているエリアは「人が集まりやすい立地」である証拠でもあります。大手企業は事前に綿密な調査をして出店しているため、それらの動きもヒントになるんです。

そして気になるのが【競合店の存在】。
これは「多い=NG」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
たとえばラーメン激戦区では、お客さんが“ラーメンを食べに来る”目的で訪れるため、逆に集客しやすくなる場合もあります。これを“集積効果”といいます。


大切なのは、「競合とどう差別化するか」。
価格で勝負するのか、品質で勝負するのか、コンセプトで差別化するのか。
周辺に似たようなお店が多くても、提供する体験や世界観に明確な違いがあれば、お客様はちゃんと選んでくれます。

また、意外と盲点なのが治安や雰囲気
夜道が暗かったり、治安が不安な地域では、女性やファミリー層の来店が見込めなくなる可能性もあります。内見の際には、昼と夜、平日と週末など、時間帯を変えて歩いてみるのもおすすめですよ。

「お店は一人では成立しない」。
だからこそ、周囲の人の動きや他店の存在と、どう付き合っていくかを考えることが、長く愛される店舗経営につながるのです。

物件選びの落とし穴と契約の注意点

いよいよ「この物件にしようかな」と思ったとき、ちょっと待ってください。
家賃や見た目、駅からの距離だけで決めてしまうのは、非常に危険です。
物件選びには意外な落とし穴がたくさんあるんです。

まず一つ目の落とし穴は、「内装がキレイだから」という理由だけで契約してしまうこと。
見た目が整っていても、水回りの劣化や電気容量が足りないといった“隠れた問題”がある物件も少なくありません。
とくに飲食店などは排水・換気・電気の容量が営業に直結するため、事前にしっかりチェックしておきたいポイントです。


次に、「相場より家賃が安い」という物件。
ちょっと怪しく感じませんか?

実は、周囲に人が来ないエリアだったり、前のテナントが短期間で撤退していたりと、何らかの理由があるケースがほとんど
過去に何のお店が入っていて、どれくらいの期間営業していたのかを不動産会社に確認するだけでも、かなりのヒントになります。

また、見逃せないのが契約時の条件です。
「更新料」や「原状回復の範囲」、「用途制限」など、見落としがちな文言が後から大きな負担になることも。
とくに、商業ビルでは“看板設置に制限がある”“営業時間に制限がある”といったケースもあります。
事前に契約書を隅々まで確認し、できれば専門家(行政書士・不動産コンサル)に相談するのがおすすめです。


さらに、「お店を始めたいと思ったときに、その場所が“本当に営業可能なエリア”か」も重要です。
用途地域によっては、そもそも営業が認められていない業種もありますし、行政の届け出が必要なケースもあります。
気になる場合は、市区町村の窓口で事前に確認しておくと安心です。

最終的に大切なのは、「契約後に思っていたのと違った…」という事態を防ぐこと。
立地も物件も、“思い込み”ではなく“調査と確認”で選ぶ。それが、失敗しない店舗経営の第一歩です。

まとめ:お店の立地選びで失敗しないために

お店の立地は、経営の成功を左右するといっても過言ではありません。
第一に重要なのは、「立地がどれほど集客に影響するか」を理解すること。
駅前だから正解、家賃が安いからお得、という単純な判断ではなく、自分のお店にとっての“最適な場所”を探す視点が求められます。

そのためには、まずターゲットとなる顧客層を明確にし、「その人たちはどこにいるのか?どこなら来てくれるのか?」という商圏を考えることが欠かせません。
地図や統計データも活用しながら、自分のお店が届く範囲をリアルにイメージしていきましょう。


そして、アクセスや動線のチェックも抜かりなく。
最寄駅や駐車場の有無、歩行者の流れ、看板の視認性などは、想像以上に集客を左右します。
「そこにあることを気づいてもらえるかどうか」だけでも、売上がまるで違ってくるんです。

さらに、周辺環境と競合のチェックも重要です。
近隣の施設や人の流れ、そして同業他社の存在を冷静に観察しましょう。
競合がいること自体は悪いことではなく、逆に“お客様が集まりやすい”ヒントにもなります。問題は、自分のお店がどう差別化できるかです。


最後に、物件そのものと契約内容も見逃さず。
内装の美しさや家賃だけに惑わされず、水回り・電気容量・用途制限・契約条件など、細かい部分まで確認しましょう。疑問があれば、専門家の力を借りるのも賢い判断です。


立地選びとは、“地図”を見るのではなく、“人の動き”と“生活”を読む作業。

焦らず、じっくり、戦略的に。そうすれば、あなたのお店が長く愛される場所に根を下ろすことができるはずです。

記事執筆

名古屋の看板デザイン・看板会社は看板クリエイト

看板クリエイト

名古屋を拠点に店舗や事務所の看板企画から看板制作を行っています。お店、事務所、クリニックから病院の看板まで幅広い業種の看板を制作しています。壁面看板、立て看板から切り文字看板などお客様の集客にベストな看板をご提案させて頂きます。
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