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こんにちは!
名古屋を拠点に店舗看板、事務所看板やクリニック看板をデザイン・施工を行っている看板クリエイトです。今回は、味わいのある雰囲気になり、人気の高い「木製看板」について詳しくお話ししていきます。
木製看板は、その温かみある自然な見た目と独特の風合いが魅力ですよね。
でも、せっかく導入するなら、長く綺麗に使いたいものです。
そこで本記事では、木製看板の特徴や耐久性を保つための注意点、さらには長持ちさせるためのコツを一挙にご紹介します。木製看板の導入を検討中の方や、現在使っているけれどもっと効果的なメンテナンス方法を知りたいという方に、少しでもお役に立てればと思います!
目次
1. 木製看板の魅力と特徴
それでは木製看板の魅力と特徴に関して説明していきます。
当社でも看板作成のご相談を頂く中で、年間30〜40件ほど木製看板についてご相談があります。打ち合わせが進む中で結果的に木製看板ではなく、通常の複合板看板の制作になるケースもあります。
なぜここまで「木製看板って高いですか?」「木材使った看板っていいですよね?」と人気があるのでしょうか?その理由を解説します。
自然な風合いと温かみ
木製看板はなんといってもその見た目が特徴的ですよね。プラスチックや金属の看板も素敵ですが、木製ならではの「自然な温もり」をお店の雰囲気にプラスできます。木材はそれ自体が一つの作品のようで、木目や色合いが一つひとつ異なるため、まさに「オンリーワン」の看板に仕上がるんです。
さらに、木製看板には「親しみやすさ」もあります。自然な風合いは見る人に安心感や落ち着きを与え、温かい印象を持ってもらいやすいです。例えば、カフェや雑貨店、子ども向けのお店など、リラックスできる空間を提供したい方にとって、木製看板はぴったりな選択といえるでしょう。
木製看板とカルプ文字の相性
最近では、木製看板に「カルプ文字」を組み合わせるデザインも増えています。
カルプ文字とは、立体的で厚みのある文字のことです。木のナチュラルな背景にカルプ文字を置くことで、文字が立体的に浮かび上がり、遠くからでも視認性が高まります。また、カルプ文字を使うと高級感も増し、目を引きやすくなるため、ブランド力を高めたいお店にもおすすめです。
※立体感のあるカルプ切り文字の特徴・活用方法など詳しくはこちらの記事で説明しています。
【立体切り文字でちょっとリッチな雰囲気を演出できるカルプ文字について】
2. 木製看板の弱点と注意点
木製看板の魅力と特徴に関して説明しましたが、メリットばかりではありません。
メリットがあれば当然、デメリットもあります。
お店の看板に木製看板を検討している方はしっかり弱点・注意点を知ってください。
経年劣化と耐久性の問題
木製看板は素敵な魅力がたくさんありますが、残念ながら耐久性においてはプラスチックや金属と比べると少し弱い点もあります。木材は時間が経つとどうしても「経年劣化」が進みやすい素材なんです。雨や風、直射日光にさらされることで、色が褪せたり、木が反ってきたりすることがあります。このような経年劣化を放置すると、最初の美しさが失われてしまうだけでなく、看板としての役割を果たせなくなってしまう可能性もあります。
では、どうすれば経年劣化を防げるのか?
ポイントは、日頃からのメンテナンスと設置場所の工夫です。
特に、雨に濡れやすい場所や直射日光が直接当たる場所に設置している場合は注意が必要です。必要に応じて、カバーをかけたり、木材に保護剤を塗ったりすることで、ある程度の劣化を防ぐことができます。
腐食防止のための対策
木製看板のもう一つの大きな課題は「腐食」です。木は自然素材であるため、湿気や雨によって腐食が進みやすく、これが耐久性に大きく影響します。腐食を防ぐためには、腐食防止のための加工を行うことが大切です。例えば、防腐剤や撥水剤を木材に塗布することで、腐食を大幅に遅らせることができます。
また、看板を設置する際には、風通しの良い場所を選ぶことも効果的です。湿気が溜まりやすい場所は、木材の腐食を早める原因になるため、適切な場所に設置することも考えてみてくださいね。
3. 木製看板を長持ちさせるメンテナンス方法
看板は劣化する物です。
木製看板に限らずスタンダードナ複合板を使用した看板も劣化します。
インクジェットシート&複合板で作成した看板はインクジェットシートが紫外線によって劣化し、色褪せ・剥がれが発生します。
木製看板はインクジェットシートのように剥がれはありませんがひび割れ・破損などの劣化が発生します。せっかく綺麗に制作した看板を、長く綺麗に使用する方法を解説します。
塗装や防水処理の重要性
木製看板を長持ちさせるためには、定期的な「塗装」と「防水処理」が欠かせません。看板の表面に保護塗料を塗ることで、日光や雨から守るバリアを作り出せます。特に、屋外に設置する看板には撥水性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。
塗料だけでなく、紫外線から看板を守るUVカットのトップコートを施すとさらに効果的です。UVカット加工は、看板が日焼けするのを防ぎ、美しい見た目を保つ助けになります。
木製看板のお手入れはこまめに
木製看板は、こまめなお手入れが長持ちの秘訣です。汚れが付着した場合、柔らかい布で優しく拭き取ることで、美しさをキープできます。また、年に一度程度は表面を再塗装し、木材に新しい保護膜を作ってあげると良いでしょう。
4. 木製看板を選ぶ際に気を付けるポイント
木製看板を検討する際に木材の材質に注意しましょう。
木材によっては劣化が早かったり、看板に適していない素材もあります。
木材の種類と選び方
木製看板を選ぶ際、木材の種類にもこだわりましょう。例えば、ヒノキやスギといった木材は耐久性が高く、腐食しにくい特徴があります。特にヒノキは防腐効果が高く、屋外看板にも適した素材です。一方で、柔らかい木材を選ぶと、風雨や衝撃に弱いため、耐久性が心配な方は硬い木材を選ぶと良いでしょう。
木材の選び方によって看板の見た目や使用感が大きく変わるため、事前にしっかり検討してみてください。
今回のまとめ
木製看板は、店舗のイメージアップや独自の雰囲気作りに最適な選択肢です。
ただし、木製ならではの特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、その魅力を長く保つことができます。店舗の顔として、お客様に良い印象を与える木製看板を、ぜひ大切に扱ってくださいね!